雪の中を
ゆっくりと走るこの電車が
私をまた孤独な夜へと連れ戻していく

数時間前には
この手を包んでくれていた
あなたの大きな左手が
もう遠いね
すごく遠いね

あなたも今頃
暮れはじめた都会の空の下を
同じように孤独な夜へと向かっているのだろうか

私は凍てついた窓の外遠くに
寒々と立ちすくむ冬の樹々達を
ただ淡々と眺めている

孤独な夜に気付かない振りをして
ただ淡々と眺めている

今はただ
あなたが恋しいよ

とてもとてもとても
あなたが恋しいよ











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