言葉が次から次から溢れてくる時は、書き留める暇もないくらいである。心の中から言葉達がどんどんと生まれてきて、私の前に並んでいく。そんな時の自分の状態は、決して良い時ばかりではない。逆に辛い時、厳しい時、寂しい時、悲しい時、切ない時・・・そういう場合の方が多い。ただ、まだまだ上を向こうと思う力が残っている時である。明るい言葉を並べる事で、無意識のうちに自分を元気づけている。 ところが、それよりもっともっと落ち込んだ時、もっと深い悲しみや気掛かりに包まれてしまった時は、もう言葉も完全に心の中で足を止めてしまう。誰かに話をする力もなくしてしまう。家族や、恋人や、自分を 大切に思ってくれている人達からさえも遠く離れてしまいたくなる。 そんな時に私は一人でINTERNETの世界へ散歩に出かけていく。逢った事もない、それでもかなり親しくなった友人やボーイフレンド達に会いにいく。偶然に見つけたページで、偶然に見つけた写真や言葉に とても心が触れてしまってジ〜ンとしてしまったり、久しぶりの友人からのe-mailに涙ぐんでしまったりもする。 ホームページは今や星の数ほどあるけれど、最近は派手なページだけではなく、内容の充実したページも増えてきていると思う。テキストだけのページでも、とても引き込まれるものもある。結局のところ、どんな世界でも、人をひきつけるのはやはり「心」なのだと思う。 そうやってあちこちでくさんの「心」を拾って戻ってくると先ほどよりも少しだけ元気な自分に戻れる。言葉達も戻ってくる。誰かと話がしたいと思えるようになる。私にも私の言葉達にも力が戻ってくる。 INTERNETとは不思議な世界。 たくさんの言葉が並んでいるけれど、その言葉達は本や雑誌とは違って日々動いている。「静」ではなく「動」。 冷たいマシンの四角い窓の向こう側にある世界は「現実」でもないような、「非現実」でもないような、「不思議の国」だ。 |